三段峡の生き物情報
 
■ 三段峡は生き物の宝庫
 動物、鳥、水中生物編

三段峡は自然の博物館、いったいどれほどの生き物が゛棲んでいるのだろうか、@動物では、熊、猪、猿、狐、狸、ムササビ、ウサギなどA空中の鳥は、山鳥、雉、オオルリ、カワガラス、鴛鴦、鷹、ミソサザイなど何十、蝶類、峨、昆虫は何百かB水中に棲む主、大山椒魚、鰻、アマゴ、ゴギ、ハヤなどの魚類、多種の水中生物、その幾つを実際に見たこと、触ったことがありますか。
 なかなか写真に収めるのが難しい。何十年と棲んでいてもチャンスはそんなに訪れるものではない。
 ムササビ
あの両手両足を広げマントを広げて滑空する姿を見たことありますか。夜行性で木の穴か、人家の屋根裏に棲む。我が家の住民でもある。
 非常に可愛いが鋭い爪をもっているので抱くのは危険。そうしなければ害は無い。人を襲うような事はない。ムササビはひたすら逃げる。
 熊
 
親にはぐれ泣きべそをかいている小熊。
 三段峡の山の中には、確かに熊はいます。しかしツキノワグマは人を襲うことはありません。今まで三段峡を歩いて襲われたという話は聞いたことがありません。私は今ままで、何度か山中で熊を見ています。しかし私が熊を認識する前に熊は私を知り遠くへ去ります。
 でも小熊を見かけたら近寄らないで下さい。親がどこかにいるはずです。子供を守ろうとしているからです。 
 山の中でドングリなどを食べて生活しています。熊の生活環境を守り熊が里に出ないようにしましょう。里の味を知った熊は要注意です。
 
 ゲンジボタル 源氏蛍
三段峡は蛍が何処でも沢山飛んでいます。祖母から黒淵に住んでいる時、一面に蛍が飛んでいて川面が明るくなるほどだったと聞いていた。そこまで行かなくても入口の橋の上から蛍の乱舞が見える。
 蛍が住める自然環境こそが里山の象徴であり、豊かな生態系の宝庫であるという証明でもある。

 

モリアオガエル 
三段峡にはモリアオガエルが多く見られます。蛙をみて飛び上がる人もいるけど、この目可愛いでしょう。水たまりのある木の枝に雌雄協力して卵を白い泡の産み、産み終えると水中に落ちその短い生涯を終える。泡の中から小さな命が誕生し、水中でイモリが待ちかまえる中に落下する。生存競争に打ち勝ったものだけが森林の中に入り、親と同様な命のサイクルを司る。
オオサンショウウオ
大山椒魚

国の特別天然記念物。広島市安佐動物園の初代園長小原二郎(故人)さんは大山椒魚の研究の第一人者だった。岳楽会というグループをつくり良く遊んでもらった。我々が中学校の頃大山椒魚をとりむしろに巻いて焼いて喰ったなど冗談にも言えないね。三段峡の川の番人として尊敬し、保護している。驚くほど大きなものもいる。

うなぎ 鰻
三段峡で捕れた天然のうなぎ
こんな大きな鰻見たことありますか
私たちの子供の頃は、鰻を捕るためにハヤを釣り、それをつけバリにして川のなかに仕掛けをして、朝方鰻をかかっているか見て回のが夏休みの日課だった。泳いで水中を見ると鰻、ハヤ、鮎、アマゴ、テンギリ、ゴマッソウ、ヤブニラミ、等の魚がうようよしていた。まるで水族館だった。鰻を鉾で捕るのは技術がいって、自分の息がもつか、鰻がへたばるかの我慢比べ、一端息継ぎに上がろうものなら、うなぎはとっくの昔岩の中におさらば。今では三段峡漁業組合が鰻を放流しているが、鰻はだんだんと貴重になっていく。

ヤマミミズ

鰻をとるのに、ヤマミミズをかごに入れれば必ず鰻が捕れる。かごの中に草をつめヤマミミズを入れる。鰻がいればあの独特のにおいを放つヤマミミズにひかれて入ったらもうでられない。
 このヤマミミズをとろうと思ってもなかなか捕れるものではない。捜すと見つからないが梅雨の時期は道を歩いていてもよくであう。三段峡のは何でもでかい、蚊も蟻も。でヤマミミズはミミズの中でも日本一大きなミミスだそうだ。これ45pぐらいだった。
ナナフシ

桑苺をとるとき一緒に混ざっている。よく見ないと枝と間違える。全く動かないからである。死んだふりもする。木の枝の間にいる場合全くわからない。動きものろのろ、えさは葉っぱ。シートの上で作業をしていたら、枝の木の色からだんだんシートの青い色に近づいてきた。ナナフシギ。
ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハが飛ぶともう夏だなと思う。中学校の頃は蝶の採集が一種のブームであの白い袋のついた長い棒でよくお客さんが採りに来られていた。そんな高価な物は買えず魚をすくう網でとったがなかなかうまく捕れなかった。以来捕らずに飛んでいるのを眺めた方がよっぽどいいし殺生をしないのが一番いい。水を吸いに山水が流れているところによくくる。7月からの今の時期に三段峡を歩くとよく出会う。
ミヤマカワトンボ

春に魚釣りに行くとミヤマカワトンボがよく飛んでいる。ともすれば麦わら帽に止まってくれたりする。本人は魚釣りに夢中になって気がつかない。渓流釣りする人はトンボにも気づかない。4から5pの小さなとんぼ。
マエキフタツメカワゲラ

一瞬なんかなと思ったけど、交尾かなんかで固まっているのかなよくわからない。カメラを近づけても動かない。我々はドロと呼んでいる虫。イダを釣るときは羽をもいで針にさして釣ったりする。川の石をはぐるとイモムシみたいな物がいるが、この幼虫でこれまた魚のえさになる。イモムシから脱皮して成虫になる前も魚のえさになる。
 同じ仲間のカゲロウの幼虫は、アマゴを釣るときの大事なえさになる。我々はチョロと呼んでいる。川の清流のある場所の石にタオルでこするとチョロがとれる。我々がチョロと呼んでいるアマゴの餌になる虫は正式にはエルモンヒラタカゲロウが正しそうである。
オヤニラミ

餌づりでは全く釣れることはない。鮎を建網で捕るとき時々このオヤニラミが捕れる。目が四つあるように見えるところからヨツメと呼んでいる珍しい魚。鮎を網から捕った後でも生きている生の強い魚。背びれは鋭く網に引っかかりやすく網からとれにくい。必ず川に放してやる。スズキ科で一生を河川で過ごす。
 
カゲロウ

カゲロウの脱皮。
カゲロウの脱皮を見たのは初めてです。カゲコウの命は朝生まれて夕方には死するといわれているほど短命です。一生を見ても水中でほとんど過ごすがそれでも6ヶ月から1年の全命です。チョロをとるとき心して この餌をおろそかにしてはいけないのだなー。